【動物ってスゴイ!】アニマルセラピーについて

ペットのこと

アニマルセラピーという言葉をお聞きになったことはありますか?
私たちの生活はますます多忙になり、また、インターネットやSNSの普及による情報過多も原因で、ストレスを抱える機会が増えてきました。
そんな中で最近注目されているのがアニマルセラピーという癒しの方法です。
アニマルセラピーは動物との触れ合いを通じて、心身の状態を向上させるなど様々な働きがあるとされています。本記事では、アニマルセラピーの効果について詳しくご紹介します。

アニマルセラピーとは

アニマルセラピーとは、治療の方法として用いられる「動物介在療法」と、生活の質の向上を目的とした「動物介在活動」の二つに分類される、動物との触れ合いを通じて健康を促進・好転させる治療法のことです。

様々な動物がアニマルセラピーの担い手となり得ますが、特に犬がよく使われます。
犬の特性や特徴が「癒し」に適しているからだと言われています。

実際に、ペットを飼っている人の医療費が削減されたり、病気による死亡率が低下したりなどの統計があります。
また、施設や在宅で長期間引きこもりがちの生活を送っていた高齢者や障がいを持つ方が動物と触れ合う事で、笑顔や会話が増えて表情が豊かになったと数多く報告されています。
がん患者さんが入院する緩和ケア病棟においても、痛みの軽減やリハビリの役に立っています。

アニマルセラピーの効果

アニマルセラピーは、身体的・精神的な効果だけではなく、人間関係を円滑にするなど社会的な効果も含め、たくさんの効果が確認されています。

身体への良い影響

動物と触れ合うことで、上昇していた血圧や心拍数が下がって安定し、自律神経のバランスが整います。
また、動物との運動や散歩によって、運動不足の解消や体力の向上にもつながることも期待されます。

心の安定

動物の優しい存在感や体の温もり、ふわふわで柔らかい毛並みに触れると心に安らぎが生まれます。
身体的な良い影響も相まってストレスが軽減されて緊張もほぐれ、リラックスした状態になるのです。

アニマルセラピーでは、不安や気分の落ち込みを和らげ、うつ状態や認知症の改善にも役に立つと言われています。
動物は誰隔てなく無条件の愛情を与えてくれますので、それもまた心の安らぎや支えになるのかもしれません。

社会性の向上

私たちは動物を見ると何らかの言葉を掛けようとし、動物の反応に応じて動物と会話をしているような気になります。
おおむね好意的に接してくれる動物が相手なら、スムーズなコミュニケーションが可能です。
また、動物の存在は人間関係の潤滑油の役割も果たし、他者との会話のきっかけになることで、社交性の向上や人間関係の構築にも役に立つのです。

アニマルセラピーのまとめ

このようにアニマルセラピーは、心の癒しや健康の維持促進に効果的な治療法です。
アニマルセラピーを受けるまでなくても、ペットとして一緒に暮らしたり、身近にいる動物に愛情を注ぐことで、アニマルセラピーの効果を実感できるでしょう。

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